尼崎市のお客様より
エプソン EP-880AW メンテナンスボックスを交換して欲しい
と依頼があり、対応いたしました。
その
メンテナンスボックスってどんなものか?
についてや、交換手順について以下の記事に書きます。
メンテナンスボックスとは
インクジェットプリンターではプリンターの色の出方が悪いとき、ノズルを掃除してインクの目詰まりを解消するため、ヘッドクリーニングを行います。
ヘッドクリーニングを行うと、きれいに印刷することができます。
ヘッドクリーニングや電源投入時の作動で廃インクが発生します。従来のプリンターでは、その廃インクを廃インク吸収パッドが吸収します。
廃インク吸収パッドが限界になると、メーカーへ修理に出して、交換してもらうのが一般的でした。今でもそのような機種は多数あります。
参考までにエプソンでの廃インクパッド交換費用は、この記事記載日の時点で
7,700円
(内訳:廃インク吸収パッド交換料金 4,400円、梱包費用を含む輸送費 全国一律3,300円 いずれも税込)
でした。
一方、今回、対応したEP-880AWなどエプソンのメンテナンスボックスがある機種のプリンターでは、
廃インクは、ユーザーサイドでは交換が困難な廃インクパッドではなく、メンテナンスボックスに吸収されます。
そのメンテナンスボッスが一杯になる頃には、プリンターが交換時期であることを知らせてくれます。メンテナンスボックスそのものも様々なショッピングサイトで見ると、1000円前後から2000円までで買えます。
廃インクの処理において、メーカーに出す手間や費用を考えると、廃インクパッドよりも交換しやすくなったのが、メンテナンスボックスです。
メンテナンスボックス 交換 手順
交換時期になるとこのように
メンテナンスエラー
と表示され交換が必要であることと
型番 EPMB1/T3661
の新しいメンテナンスボックスを用意するように促されます。
で用意したのがこちらの
型番 EPMB1/T3661 のメンテナンスボックスです
実際の交換手順は
プリンター・EP-880AWのモニターにも交換手順が上の画像のように表示されます。
もし、
「説明書が見つからない」
「捨ててしまった」
という場合でも、大丈夫です。
プリンター・EP-880AWの右側にネジとインクのようなマークがあります。
ここのネジを外すとメンテナンスボックスを交換することができます。
そのネジを外すにはマイナスドライバーが必要です。
メンテナンスボックスを取り出し、交換します。
再びフタして、ネジをマイナスドライバーで取り付ければ交換は完了です。
交換が完了すると、画像のように、メンテナンスボックス空き容量が回復します。
メンテナンスボックスの交換時期は?
メンテナンスボックスの交換時期はいつかについて、何年で交換という基準はありません、使用頻度や使用方法によります。
上の画像は今回の作業で、メンテナンスボックスの交換が完了したため、メンテナンスボックス空き容量が回復しています。
メンテナンスボックスの空き容量と交換時期はプリンターが教えてくれます。
メンテナンスボックスを交換しないとどうなる?
メンテナンスボックスの空き容量がなくなる、ということは廃インクでいっぱいの状態になることです。
そうなると、印刷やヘッドクリーニングができなくなるため、プリンターは使えなくなります。
だから、プリンターのモニターには「メンテナンスボックスを交換してください」と表示され、交換しないと使えません。
メンテナンスボックスがある機種
今、このようなメンテナンスボックスがある機種があるメーカーはエプソンだけです。
リンク先のエプソンのページ機種にメンテナンスボックスがあり、機種によって、対応するメンテナンスボックスが異なります。
エプソンよくある質問(外部リンク)
EPSON PX-S155を初期設定したレビューを書きました。