お客様より
「パソコンが遅い」
「パソコンが重い」
「速くして欲しい」
という相談がよくあります。
そこで私が提案する内容の一つが
ハードディスク(HDD)をSSDに交換(換装)です。
そこでハードディスクSSDに交換(換装)するメリットとデメリットを挙げます。
先に結論から申し上げますと、SSDの交換して方がいいです。
デメリットを考慮しても、それを上回るメリットの方が大きいです。
ハードディスク(HDD)をSSDに交換(換装)のメリット
SSDの速度がHDDよりも格段速くなる
電源入れた時からOSの起動、そして、使えるようになるまでの時間、各アプリの起動速度、データの読み込みやコピーがハードディスクと比べると明らかに速くなるのが体感できます。
SSDはHDDと比べて静かで低発熱
円盤のようなディスクを回してデーターの読み込みなどを行うハードディスクとは異なり、SSDはデータをフラッシュメモリチップに保存するため、動作時に音は出ません。
また、熱も出ない冷却の必要もありません。
SSDよりもHDD衝撃に強い
SSDはハードディスク(HDD)と比べて衝撃に強いです。
物理的ダメージでデータが消失するリスクも低いです。
余談ですが、私が実際に対応したお客様で、地震でデスクからデスクトップパソコンが床に落下し、CPU、マザーボードなどが無事なのに、ハードディスク(HDD)が壊れて動かなくなった、という事例がありました。
ハードディスク(HDD)をSSDに交換(換装)のデメリット
SSDはHDDと比べて高価
SSDは、HDDに比べて高価です。
同じ容量のストレージを購入する場合、最近は、SSDの方がおおよそ、1.5倍から2倍コストがかかります。以前と比べるとSSDの価格は下がりました。
SSDには書き込み制限がある
SSDは、フラッシュメモリチップにデータを保存するため、有効な書き込み回数に制限があります。長期間の使用において、パフォーマンスが低下する可能性があります。
ただし、最近の、SSDは信頼性が高く、一般的な使用では問題が起こることはほとんどなく、5年ぐらいは普通に使えます。
SSDに交換(換装)すると
ハードディスクからSSDへのクローンまたは、OSおよびアプリの再インストール、および、プリンターやメールなどの再設定、データ移行などの作業が必要になります。
なぜなら、SSDを買っても中身は空っぽですし、ドライブデータの中身をコピーするだけではOSは動かないからです。
ハードディスク(HDD)をSSDに交換(換装)をするべきか?
私はハードディスク(HDD)が遅くて仕事に支障が出たり、
価格は以前と比べて下がっていることと、何よりも、劇的に速くなることを考えるとSSDへの交換(換装)をおすすめします。
ただ、OSやアプリの再インストールなどの手間がかかるので、インストールプログラムやプロダクトキーを紛失して再インストールが今はできない、金融機関などのサイトに入るために電子証明書が必要などの事情がある人は慎重に検討するのがいいでしょう。
SSDとハードディスク(HDD)の併用もおすすめ
SSDが価格が高くて、容量が少ないこと、書き込み制限があるデメリットを克服する方法として
SSDとハードディスク(HDD)の併用をおすすめします。
OS、アプリはSSDで高速で動かし、データが大量にある場合はハードディスク(HDD)に保存する、SSDとハードディスク(HDD)の両方のいいとこ取りができます。
デスクトップパソコンの中にSSDとハードディスク(HDD)が入るスペースがなかったり、ノートパソコンの場合は、USB接続の外付けハードディスク(HDD)を使うのも一つの方法です。
まとめ
パソコンが遅いときの対処方法として、ハードディスク(HDD)からSSDへの交換(換装)をおすすめしたいます。
ただ、パソコンの使用年数やCPUなどのスペックによっては、買い替えた方が良いこともあります。
ハードディスク(HDD)からSSDへの交換か買い替えの判断など、疑問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。