パスワードが思い出せない時や、正しいパスワードを入力してもログインできないといった経験は誰しもが抱える悩みです。
特にマイクロソフトアカウント、AppleID、アマゾン、楽天、Google(Gmail)など、複数のオンラインサービスを利用する際には、IDとパスワードのどのように管理するか?課題となります。
この記事では、いざという時に困らないためのIDとパスワードの管理方法に焦点を当て、それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。
IDとパスワードの管理方法
各サイトやウェブサービスのIDとパスワードを管理する方法には、以下の主なものがあります。
1. フリーソフトなどのパソコンのアプリ
メリット:
- 自動生成や強力なパスワードの管理が可能
- 暗号化で他者から読み取れなくできる
デメリット:
- インストールが必要で、デバイスにアクセスが制限される可能性がある
2. Excelなどのファイルで保存
メリット:
- 簡単な管理が可能で、オフラインでのアクセスができる
デメリット:
- セキュリティが低く、手動でのパスワード更新が手間
- 複数のデバイスで一元管理が困難
- パソコンが故障すると、バックアップがなければ復元が困難
Excelでのパスワード管理の例
下記で取り上げる100円ショップで買ったパスワード管理帳を参考に
- 更新日付
- サイト名
- ID・USERNAME
- パスワード1
- パスワード2
- メールアドレス
- 備考
を管理する項目することをおすすめします。
3. ブラウザで保存
メリット:
- 便利で、クラウド同期が可能
- ブラウザに紐づけたアカウントがあればパソコンとスマホといった場合など、
複数のデバイスで一元管理が可能
例:ChromeとGoogleアカウント Edgeとマイクロソフトアカウン - 万が一、パソコンが故障してもGoogleアカウント・マイクロソフトアカウントを思い出せれば、復元可能
デメリット:
- ブラウザハッキングのリスクや、共有デバイスへの不安定なアクセスがある
- ブラウザでの保存に対応しないウェブサービスもある
例:入力項目が多い銀行口座など
4. 紙で保存
メリット:
- オフラインで利用可能で、ハッキングリスクが低い
デメリット:
- 紛失や破損のリスクがあり、手動での更新が必要
- 手書きの場合、複数人で管理すると文字が読みづらくなる可能性がある
例:アルファベットの大文字と小文字の区別 O(オー)と0(ゼロ)など
100円ショップのパスワード管理帳
100円ショップのキャンドゥでパスワード管理帳を買いました。
- 記入日付
- サイト名
- ID・ユーザー名
- パスワードが2つ
- メールアドレス
- その他自由記入欄
これらを手書きで管理することができるノートです。
パスワード記入欄が2つあるから、定期的なパスワード変更やに二重ロックにも対応しています。
まとめ
どの管理方法にも一長一短があります。例えば、スマホとパソコンの両方で利用する場合は、ChromeなどにGoogleアカウントを紐づけたブラウザ管理が便利でしょう。
一方で、特に会社で複数人で管理する場合は、手書きの紙は文字が読みづらいので、おすすめできません。
例えばアルファベットの大文字と小文字の区別
小文字l(エル)と数字の1、大文字O(オー)と数字の0
などです。
最適なIDとパスワードの管理方法は、利用者の個別のニーズや利用状況に応じて変わります。個人で利用するか、会社で共有するか、パソコンかスマートフォンか、デバイスが1台か複数かなど、シーンに合わせて選択することが重要です。安全で便利な管理方法を見つけ、セキュリティを確保しましょう。
パスワードの作り方
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